社会に貢献するホテルプロジェクト

泊まることで世界のためになる【伝説のホテル】記者発表会にて開催
シンポジウム「戦略的社会貢献を実現するヒジネススタイルとは」
2009年2月5日 青山アクアヴィットにて収録

環境コンサルタントのピーター・D・ピーダーセン氏、
環境パートナーシップ会議事務局長の星野智子氏をお招きして、
当社代表取締役鶴岡秀子と事業を通じた、利益のあり方、市民との連携、
こころのあり方などについてパネルディスカッションを行いました。
シンポジウム1
シンポジウム2
シンポジウム3
鶴岡秀子 記者会見の感想



環境コンサルタント PD.ピーダーセン氏 企業のあり方として、新しいビジョンが欠かせない時代にあって、利益は「三重構造」で実現するのがこれからの事業の課題ではないか。これまでの基本は、事業利益だったが、社会の利益、世代間利益の二つを新たに組み込んでいくことが戦略的な社会貢献を実現することになる。本事業の「1000年先に続く」という観点は、まさに新たな二つの利益につながる発想だ。この事業の「7つの教え」はブランド構築の観点からおもしろい。ただお金をかければいいということではなく、本当にお客様とこころを通わせて実現するビジネスが可能なのかが興味のあるところ。

個人のステージを上げていく、1000年先を見据えることを考えると、人間の精神的、文明的な進化が問われている。「ホモサピエンス」から「ホモソシエンエス」に進化をしていくべきではないかと感じる。「ソサイエティ」を「協働できる、協奏できるひと」という意味で組み合わせた私の造語だが、そういうことができるひとが企業をつくり、その企業が社会に還元していくという、新しい事業に期待をしている。

環境パートナーシップ会議事務局長 星野智子氏 市民と連携する観点から、日本人の思いやり、おもてなしのこころを地球環境、ひとすべてに対して生かせることが大事だと思う。本事業はそれを表現できるところがとてもよいと思う。ヨーロッパでは、「人間の質を上げていく」というステージにきていると感じる。お金が余っているから寄附をしよう、というのではなく、どのように意味のある使い方をするか。海外ではそういうことを実現する場がある。日本でのそういった場となるのがこの事業であると期待できる。

世間一般では、環境への関心が高まっているのを多くのひとが感じていると思うし、2010年には生物多様性の国際会議も日本で開催される。こういう時代背景において、具体的には、何を大事にし、何をするかという「個人の選択」が問われている。グリーンコンシューマー、グリーンチョイス、ピースチョイスという言葉で、より環境に配慮した商品を選ぶとか、事業をするパートナーを選ぶという考え方が広がっていくと社会が変わっていくだろう。

この事業では、関連するすべてのステークホルダーに垣根がない、ということなので、あらゆる可能性があると感じる。市民や地元とホテルや宿泊客との連携だけでも、皆さんが楽しいと思ったり、はっとするような取り組みが色々とできるだろう。

ザ・レジェンド・ホテルズ&トラスト株式会社代表取締役 鶴岡秀子 行動指針である「7つの教え」は、祖父母が子供や孫たちに伝えていくような、人間としてのあり方が書かれている。この教えはホテルスタッフが職場で目指すべき行動指針ではないことが特徴。つまり、お客様や株主、地域の方、取引先等、関わってくださるすべての方々と垣根なく「共感」できるものである。

2009年秋より、3か月に一度「勉強会」を実施していく予定。例えば「農業とアカデミズム」、「1000年先への建築」「ファッションとエコ」など、1000年後の地球に役立つ取り組みを、地元の方々とも連携しながら、多くの方々と一緒に考えていく場を開催していきたい。

ホテルに泊まって気持ちが良いだけでなく、泊まることで、このプロジェクトが世界中に実施していく社会性のある取り組みに関わっていただくことができる。自分たちの子孫が暮らす地球を、世界を良くしていくことを支援する誇り、それこそがご利用いただくお客さまにとっての最大のベネフィットともいえる。